国際物流総合展2020 - INNOVATION EXPO - に参加しました

2月19~21日の3日間、東京ビッグサイトにて「国際物流総合展2020 – INNOVATION EXPO -」が開催され、当社社員は最終日の21日に参加しました。

 

 

本展示会は、最新の物流・ロジスティクスの機器、システム、サービス等のソフトとハードが一堂に結集し、自社ブランドや製品等のPR、また情報収集や商談の場として、1994年より開催されています。

 

日本国内でも新型コロナウイルスが感染拡大し、各所でイベントが中止されるなど影響が出始めている中でしたが、本展示会では事前に出展企業・来場者へマスクの着用を強く呼びかけ、各会場入口に手指のアルコール消毒液やサーモグラフィの設置、看護師駐在の救護室を設置するなどの感染症予防対策を行っていました。

 

入場すると、最終日という事もあり、会場内はマスクを着用した大勢の人で賑わっていました。

国際物流総合展の公式サイトによると、今回は225の企業・団体が出展し、3日間で計21,834名の方が来場されたそうです。

 

 

 

会場では出展ブースの他、企業代表者によるステージセミナーや、出展者によるプレゼンテーションセミナー、改善事例の紹介コーナーなどの特別ブースが設けられていました。

また、「物流展ナビ」という会場内限定のスマートフォン専用サイトがありました。

会場内での現在地や出展企業の詳細を確認出来るサービスです。

 

 

ブースを訪問する前から、最新技術に触れられるという期待値が高まります。

 

「物流」と一口に言ってもその切り口は想像以上にあり、トラックやフォークリフトなどの産業車両、パレットやコンテナなどの物流保管用品から、仕分・ピッキング、自動配送計画、運行管理などIT技術を活用した物流支援サービス、自治体による企業誘致など、様々なジャンルがありました。

 

当社は、主にソフトウェア開発企業様のブースを中心に訪問しました。

 

 

当社の物流ネットワークは、主に自社の専属ドライバー及び関連会社であるNKBネットサービス有限会社の2つがありますが、更なるサービス拡大に向けての課題はまだまだ数多くあるのが現状です。

物流管理の要となる配送計画やドライバー動態管理などの業務は、従来、多大な時間やコストを掛け、手作業や人海戦術で行ってきました。

このような物流現場における課題を解決する、AIを活用したサービスについて詳しいお話を伺いました。

 

当社が注目したのは、これまで熟練した配車担当のスキルに依存していた配送計画をAIによって自動化し、スマートフォンやタブレット等のデバイスとの連携により、ドライバーのリアルタイムな動向管理をするサービスです。

これにより、工数や人件費の削減、日報の自動出力によるペーパーレス化、最適なルート算出により待機時間の削減が可能となり、様々な面でメリットが期待出来ます。

また、荷主からの問合せに対する迅速な対応が可能となり、顧客への信頼にも繋がります。

まさに最先端のIT技術ならではのサービスです。

 

 

あらかじめホームページやカタログを見て事前知識は持っていましたが、ブース担当の方から直接お話を伺いながら実際に製品のデモンストレーションを体験する事で、製品の特徴をより理解する事が出来ました。また、当社におけるシステムの具体的な運用方法のイメージが涌き、期待を感じました。

 

会場全体を回ってみると、各ブースではデモンストレーションやセミナーを行いながら、熱心に自社の製品やサービスをPRしていました。その中で各社多く共通していたのは、情報システムを活用した「自動化」であるように感じました。人手不足が深刻になっている物流業界において、今後ますます課題解決の鍵となっていくのではないでしょうか。

当社の物流サービスにおいて、日々技術が進化していく中、何をどのように取り入れ、どうしていくべきか深く考えさせられ、改めて多くの改善の余地を実感した良い機会となりました。

無理なく上手に新しい技術を取り入れ、更なるサービス向上へと繋げられる様、改善する努力を継続していきたいと思います。